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〈クラレポバール®〉用途別銘柄検索
酢酸ビニルモノマー(VAM)分子を幾つもつないで、ポリ酢酸ビニル(PVAc)とする反応を重合反応といいます。酢酸ビニル分子のつながった数を重合度で表します。重合度はポバール水溶液の粘度、皮膜の強度などに大きく影響します。
高粘度銘柄は皮膜強度、接着強度、エマルジョン重合安定性向上に寄与します。これらの特徴は接着剤や水溶性フィルムを製造する際に生かされています。
ポリ酢酸ビニルの酢酸基を水酸基に置き換えポバールを合成する反応をけん化反応といいます。PVA中の酢酸基と水酸基の合計数に対する水酸基の割合をけん化度であらわします。けん化度の高い順に完全けん化、中間けん化、部分けん化PVA等といいます。PVAのけん化度は、溶解度、皮膜耐水性及び水溶液の表面張力に強く影響します。
耐水性フィルム・特殊紙・接着剤
繊維後加工・紙加工・接着剤・セラミックスバインダー・土質安定剤
経糸糊付(紡績糸)・繊維後加工・エマルジョン重合安定剤・セラミックスバインダー
経糸糊付(紡績糸/フィラメント糸)・再湿接着剤・水溶性フィルム・エマルジョン重合安定剤・塩ビ懸濁重合安定剤
Kuraray Poval™Lシリーズは、鹸化度70~80mol%、4%水溶液の粘度5mPas~8mPasの低鹸化度銘柄で、塩ビ懸濁重合プロセスの保護コロイドとして非常に有効です。また、完全水溶性のLMシリーズもあります。
ポバールとは、ドイツの科学者W.ヘルマンによって最初に開発された機能性樹脂ポリビニルアルコール(PVOH)の俗称です。化学的には、炭素鎖の他の炭素原子ごとに第二の水酸基を持つ高分子多価アルコールに分類され、以下の一般構造で表されます。