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〈クラレポバール®〉用途別銘柄検索
〈クラレポバール®〉 用途 接着剤・エマルジョン重合安定剤
〈クラレポバール®〉
〈クラレポバール®〉はそのユニークな性能により、様々な接着剤に使用されています。クラレは接着剤・エマルジョン重合安定剤用途向けに50年以上PVAの販売活動を続けており、今でも同用途向けに特殊でユニークな性能を有するPVA製品を開発しています。紙用や木工用の接着剤の主剤、或いは後添加剤としてポバールは使用されています。
また、酢ビエマルジョンの重合安定剤用途に、〈クラレポバール®〉や〈エクセバール®〉は使用されています。
〈クラレポバール®〉の部分けん化銘柄は、再湿接着剤として使用実績があります。
〈クラレポバール®〉/ 〈エクセバール®〉は、各種エマルジョンの重合安定剤として、広く採用されており、主に酢ビエマルジョン・酢ビ共重合エマルジョン(EVA / 酢ビアクリル系等)の重合安定剤として使用されています。高濃度下での保存安定性に優れた接着性能が高いエマルジョンが得られます。また、スチレンブタジエン系、スチレンアクリル系、アクリル系エマルジョン等の非酢ビ系エマルジョンの重合安定剤や酢ビ・スチレン・塩ビの懸濁重合安定剤にも使用されます。〈クラレポバール®〉/ 〈エクセバール®〉は、ワックス・アスファルト等の疎水性物質の乳化安定剤にも使用実績があります。
ポリ酢酸ビニルエマルションはPVOHを分散剤として合成され主に接着剤用途に使用されますが、PVOHが水溶性であるため、得られるエマルションの耐水性が低いという特徴を有します(EN/DIN204 D2レベル)。そのため、高耐水性(EN/DIN204 D3レベル)が要求される用途では架橋系が多く用いられますが、一般的に使用される架橋系では架橋反応が進行する際にホルムアルデヒドが発生するという欠点があり、環境影響の観点からホルムアルデヒドを発生させない高耐水性接着剤が望まれております。
当社の〈エクセバール®〉は疎水性官能基を有し、従来のPVOHの特徴を残しながら乾燥後の皮膜は高い耐水性を有するという特異的な特徴を有しております。〈エクセバール®〉を分散剤として用いたポリ酢酸ビニルエマルションは、ホルムアルデヒドを発生させる架橋系を使用せずとも高い耐水性(D3レベル)を達成することが可能であり、高耐水性接着剤としてホルムアルデヒド低減が要求される用途や地域にて広く利用されております。