ポリビニルアルコール、PVA、PVOH - 〈クラレポバール®〉
ポリビニルアルコールは、紙、繊維、接着剤、そして石油掘削にいたるまで様々な用途で使用されております。
「クラレポバール」は、紙加工、接着剤・エマルジョン重合安定剤、繊維加工など様々な用途で使用されております。
技術情報
外観:白色~淡黄色の粉末
お問い合わせ
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〈クラレポバール®〉 製品情報 〈エクセバール®〉
〈エクセバール®〉の溶解方法
〈エクセバール®〉溶液の保管方法
〈エクセバール®〉溶液の発泡を防ぐ方法
最適な溶液の固形分濃度
最適な乾燥時の温度
高いガスバリア性を実現するために必要な塗工量
バリア性能向上の方法
耐水性向上の方法
〈エクセバール®〉の印刷適正
皮膜の折り曲げやねじれが〈エクセバール®〉バリア性能に与える影響
塗工量を増やす方法
冷水に〈エクセバール®〉を投入し、95度まで昇温し2時間攪拌を継続してください。その後溶液を徐々に冷却してください。
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低温で〈エクセバール®〉の溶液を保管するとゲル化の原因になります。保管場所の室温を上げるか、イソプロパノールを添加することでゲル化を予防することが出来ます。
溶液に対して10%程のイソプロパノールを溶解槽に投入することで、発泡を大幅に減らすことが出来ます。そして、イソプロパノール添加することにより、グラビアロール上の発泡を防ぐ事が出来ます。イソプロパノールはプラスチック基材に対する〈エクセバール®〉溶液の濡れ性を向上させます。
銘柄にもよりますが一般的に固形分10~15%を推奨します。
〈エクセバール®〉の成膜性は乾燥温度の影響を受けませんので、お客様の設備に応じた温度で乾燥できます。これは皮膜形成に加熱が必要であるPVDCとは大きく異なる利点です。
1-2µmの厚みで十分に高いガスバリア性を発揮することが出来ます。(浸透率 1 cm³·m¯²·day¯¹·atm¯¹以下)
〈エクセバール®〉にガスバリア性を付与する主な要因としては結晶化が挙げられます。結晶の生成を促進させる熱処理加工により、更なる性能の向上が可能になります。例えば数日間50℃で保管することによりガスバリア性の向上が認められます
架橋することにより耐水性が向上する一方、結晶化を阻害することによるガスバリア性能は低下する場合があることが分かっています。チタン等の金属錯体による架橋では、高いガスバリア性と耐水性を両立することが可能です。
〈エクセバール®〉は通常インクと高い親和性を示し、印刷可能です。
包装フィルムの柔軟性を考慮して、物理的にねじりを施しバリア性能差を評価したところ(Gelbo Flex test)、20回以上のねじれを与えた場合もガスバリア性の悪化は認められませんでした。
塗工液の固形分を上げることで、塗工量を増やすことができ、かつ乾燥時間を短縮することが可能です。高固形分化により粘度が上昇しますが、塗工温度を上げることで粘度を下げることが出来ます。
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