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〈クラレポバール®〉用途別銘柄検索
24.06.2016
画期的な技術でより心地よい世界へ
人造絹糸であるレーヨン繊維事業が、クラレの成功の原点です。1926年7月24日に上場会社として日本で発足したクラレは、今年で創業90周年を迎えました。クラレのヨーロッパ現地法人(KEG)は、この節目で過去一世紀弱に及ぶ弊社の歴史的な歩みを紹介させて頂きます。
ドイツに拠点を置くヨーロッパ法人は、1965年に設立されました。今日までにフランクフルト・アム・マイン付近に位置するハッタースハイムの営業所をはじめ、ケルン地域やフランクフルト地域を中心に生産拠点が設立されました。KEGの役員であるマティアス・グートバイラーは「過去数十年の発展を顧みるとともに、今後の展望を検討していくためにも90周年は非常に重要な節目であると認識しております。」と述べています。
開拓者精神― グローバルでの成功を基盤に
クラレの成功の鍵は開拓者精神にあります。たとえばポリビニールアルコール(Kuraray Poval)分野では、世界に先駆けて商業生産に成功しました。クラレグループは、有機合成化学技術を基盤に関連する知識を駆使して常に新たな製品を世の中に提供して参りました。現在ではクラレ製品は、紙、繊維、包装素材、印刷用インキ、塗料、接着剤や水溶性フィルム等の用途で使用されており、日常生活の様々な場面に貢献をしています。また、Trosifolというブランドで上市されているPVBフィルム製品は、航空機や高層ビル、太陽光発電パネルのガラス部分の内側に使用され、ガラスが割れないような技術が施されています。
社会貢献― 環境保護と安全確保
大規模かつ断続的な発展を遂げてもなお、クラレは経済活動において社会の発展に貢献していきます。化学メーカーとしてクラレは社会的な責任を追求し、次世代に繋がる社会を創造していきます。そのために従業員の安全確保、自然環境に危害を加えない製造方法、生産施設におけるエネルギー消費量の減少に加えて環境保護を目的とした技術や新製品の開発にも取り組んでいます。
描く未来像の実現へ
クラレは環境保護に関する高い意識を持ちつつ、革新的かつ弊社独自の製品開発を通してグローバル規模の問題の改善に取り組み、生活水準の改善に貢献しています。クラレの使命は新たな製品を開発、市場を開拓し、新たなビジネスを創出し続けていくことにあります。しかしその際に経済性を追求するだけでなく、社会的な責任にも十分に配慮し、また積極的に地域社会が発展するような活動にも取り組んで参ります。これらの取り組みの中には、ヨーロッパの学校や大学などの教育機関と連携した「希望の思考」という支援活動などがあります。また、社会奉仕活動への参画や募金活動なども行っています。
従業員第一主義
創業以来クラレは、従業員を大切にしてきました。1920年代には若い従業員のための社宅をはじめ、スポーツジムや児童養護施設を建設しました。今日では人事部門がこれらの課題を担い、全従業員がそれぞれの成長の機会を享受することのできる職場環境づくりに取り組んでいます。そして、公平な業績評価と健やかな企業文化を目指した取り組みが行われています。